危険な暑さが続くなか、屋外で作業する人を熱中症から守るため、最新のAI技術を駆使したシステムの導入が進んでいます。

 埼玉県所沢市にあるごみの回収現場です。

 この日は最高気温35.9℃の危険な暑さのなか作業が行われていました。

 作業員たちの命を守るために導入されたのが、AI技術を活用した最新の熱中症対策システムです。

 リストバンド型の端末から脈拍などのデータが送られ、AIが熱中症の危険が高いと判断すると、離れた場所にある本社のモニターに赤色や黄色で表示されます。

 リスクが高い場合はすぐに作業をやめるよう指示します。

タカヤマ 剣持英人課長
「全員(端末を)着けてから熱中症の数は激減した。(端末を)未装着で熱中症になった人は11%、装着した人だと1%以下にまで抑えられました」

システムを提供したSOMPOリスクマネジメント 奥村直幸さん
「熱中症のリスクはこれからもどんどん高まっていくと思う。温暖化とか新しいリスクとして、お客様へのソリューションとして提供していければなと」

 同様のシステムは多くの会社で採用されていて、現在、全国のおよそ400社に導入されているということです。

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