夜空に浮かぶUFOのような信号機。太白区長町に国内最後の1基が残っていましたが…

記者リポート
「これからUFO型信号の撤去作業が始まります。雨が降る中なんですが、大変多くの方がその最後の姿を見届けようと集まっています」

東京から見学に来た母子
「初めて目にしてみて本当にあるんだなというのと、よくぞここまで生き残ってくれたなとありがとうの気持ち」「かっこいいなと思った」

1本の支柱の先に車と歩行者の信号が8個。柱をいくつも立てるのが難しい、狭い交差点で活躍してきました。設置から半世紀もの間親しまれてきましたが、老朽化を理由に25日撤去されました。

記者リポート
「今、UFO型信号機が支柱から取り外されました。長年の役目を終えてゆっくりと地面へと降りていきます」

昭和50年代に設置され、ずっと町を見守ってきた「UFO型信号機」。久しぶりとなる“着陸”を果たし、仙台の上空から姿を消しました。

千葉から
「さみしくなっちゃいますね。4年前にもここ来ていて、ちゃんと動いているのを見ていたので、それを含めてもさみしくなりました」
仙台在住
「プロ野球選手が引退するシーンがよみがえってくる」(Q重なって見えた?)「はい。重なって」

同じ型の信号機は、かつて愛知県や群馬県などにもありましたが、1980年代に製造が終了。各地で撤去が進む中で、仙台の3基が公道に残る国内最後のものとみられていました。

3世代にわたり親しんできた祖父と孫
「学校に行くときにいつも見ていたのでなくなっちゃってさみしい」「自分が学生時代に、この信号を見ていたのでそれが撤去されたのは感慨深いものがある」
大阪から
「大阪から来ました。他では見られないすごい形をしていて、見ていて面白いなとずっと撮りたかったんですけど、念願の夢が叶って本当によかったです」
見学していた子供
(Qどうしてここに?)「UFOなくなるのがさみしいから。けっこう悲しい…」

多くの人たちに見守られながら「UFO型信号機」は静かにその明かりを消しました。

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