2332万人が国内外で旅行する見通しの今年のゴールデンウィーク。今からでも間に合います。専門家おすすめの旅行先を紹介します。

■旅行者2332万人 コロナ前に回復

20代の新社会人
「普段、経験しないような未知の体験をしてみたい」

 間近に海の生き物を楽しめる透き通るほどの青い海に、鮮やかな芝桜と雄大にそびえ立つ富士山のコラボ。海の幸が盛りだくさんの海鮮丼や肉汁あふれる絶品グルメも堪能。

 1年に一度のお楽しみであるゴールデンウィークの足音が近付いています。今年は前半3連休、後半4連休と分かれていますが、間の平日3日間に休みを取れば10連休です。

大学生
「(Q.最長10連休?)10連休!やりたい放題じゃないですか」
「名古屋行きたくて。ジブリパークに行ってみたいと思っていて」
「(Q.どれくらい使う?)1万円くらいかな」
「絶対もっと使うよ」
「嘘ですね。3万円くらい」

30代の夫婦
「(Q.GWの予定は?)浜名湖(近く)に4世代で行きます。祖母が浜名湖のそばに住んでいるので、会いに行く旅行」
「(Q.今年の予算は?)子どもも合わせると20万円くらいはいっちゃうのでは」

 旅行会社「JTB」によりますと、今年のゴールデンウィーク期間に旅行する人の数は2332万人に上る見通しです。去年より1.8%増え、コロナ前の水準にほぼ回復しています。

■手頃で人気 GW国内旅行先は?

 では、今年の旅行先はどのような傾向にあるのでしょうか。

30代の人
「北海道に行く」
「(Q.海外旅行は候補に?)あったが、予算の関係で手が出ない」

30代会社員 人材育成関連
「スペインに行きたかったが、手が届かなかった」

 街の人の多くが国内推し。円安が急速に進み、34年ぶりに1ドル153円台を付けるなか、海外旅行は避ける傾向にあるようです。

20代 今月から社会人
「昔は(1ドル)110円くらいだった。いつの間にそんなに安くなった…」
「韓国行ってみたいんですけど、無理ですね」

 「旅行したいけど、どこに行くか決めていない」という人もいるのでは。そこで、今から間に合う国内の穴場を航空・旅行アナリストの鳥海高太朗さんに聞きました。

航空・旅行アナリスト 鳥海高太朗さん
「今年のGW、新幹線で行けるストレスフリーな場所。ここが注目です。今年だけのイベントも開催されている」

 新幹線で行く気楽な旅。東京の近くに自然あふれる絶景が広がっていました。

■花博開催中の浜名湖 名物料理も

 庭園を彩る色とりどりの花々。ゴールデンウィークに新幹線で気楽に行ける穴場が静岡県浜松市です。浜名湖のそばの2つの会場では、10年ぶりの花博が開かれています。

航空・旅行アナリスト 鳥海高太朗さん
「もし混んでいる時などは、こだま(東海道新幹線)の自由席に乗ってゆっくり旅することができる。渋滞とも無縁でアクセスできる」

 額縁から動き出す絵画。会場では美しい花だけでなく、最新技術を駆使した演出も楽しむことができます。

 さらに、浜松には見逃せないグルメも。

航空・旅行アナリスト 鳥海高太朗さん
「餃子、うなぎ、ハンバーグ。食も非常に豊かな場所」

■世界が注目!盛岡に「自由席」で

 新幹線の自由席を使って行ける穴場がもう一つ。それが岩手県の盛岡です。去年、ニューヨークタイムズの「世界の行くべき52カ所」に選ばれた世界が注目する観光地です。

航空・旅行アナリスト 鳥海高太朗さん
「盛岡はコンパクトシティ。レトロとモダンが融合されている街並みをゆっくり楽しむのも良い。盛岡三大麺とあり、わんこそば、冷麺、じゃじゃ麺」

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。