去年、東京23区における新築マンションの平均価格が1億円を超え、驚いた方も多かったと思います。実は、割安感のあった「千葉」でも、平均価格が5800万円とバブル期を超えて過去最高となりました。

“夢のマイホーム”選びに心を躍らせるお客さん。ここは、JR千葉駅から徒歩4分、三越千葉店の跡地に建設される23階建てのマンションのモデルルームです。

「東京も見たが、高すぎて手が出ないので、千葉あたりから(探し)始めました」

平均価格が1億円を超えた東京23区内は、予算オーバー。

そこで、“割安感”を求めて隣の千葉で探す人が多いのですが、実は…

「(千葉の物件は)23区と比較すると手頃だと思うが、その分、駅からのアクセスがいいと、そこまでのお手軽感はない」

不動産経済研究所がさきほど発表した今年上半期の千葉県の新築マンションの平均価格は5831万円で、バブル期を超えて過去最高となりました。

価格を押し上げたのは、円安などによる資材や人件費などの増加。それでも、「需要」が衰える兆しはありません。

販売員
「(3LDKで)低層階ですと7000万円台」

同様の条件では、10年前に比べて2000万円ほど高いのですが、希望者が殺到し、倍率が6倍になった部屋も。

東京建物 住宅営業二部 渡邊恵里 課長
「もちろん、高いなという方もいるが、共感を得られているかなと考えています」

首都圏在住のこちらの夫婦にいたっては… 

「その日決めた感じ」

1億5000万円を超える最上階の部屋の購入を即日決定。後押ししたのは、「買い遅れる恐怖」だと言います。

「スピード感はたぶん大事。早いうちにいかないと(購入)、手の届かないものになってしまう」

首都圏で広がるマンション価格の高騰。不動産経済研究所は「高止まりしている都心部の受け皿として周辺エリアの価格上昇が続く可能性がある」としています。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。