東北大学にある世界最先端の研究施設に、ある珍客が現れ話題となっています。
狭いすき間をよちよちと歩くカルガモの親子です。

記者リポート
「親とその後ろにヒナ2羽が確認できます。一生懸命、親のあとをヒナがついていきます」

職員たちは心配そうに見つめますが…。

記者リポート
「暑いからでしょうか、日陰で休んでいるんでしょうかね?」

カルガモの親子はドーナツのような形をした施設の中庭で見つかりました。放射光施設「ナノテラス」です。
太陽の光の10億倍明るい放射光を生み出し、物体をナノレベルで観察する世界最先端の研究が行われています。そんなすごい施設の真ん中、ひょっこり盛り上がった土の山に、先週、ひょっこり姿を現したところを警備員が発見。翌日にはなんと卵も見つかりました。

施設の点検業者
「最初この卵のところにずっと座っている状態でいたんですけど、ちょっと目が合ったら奥に入って行っちゃった感じ」

しかし、周りは360度建物に囲まれています。一体どうやって、やってきたのでしょう?

ナノテラス統括事務局 加道雅孝さん
「多分、親鳥が上からやって来て、ここで卵を産んで育てているんじゃないかと」

さらに、川もなければ池もありません。そんな環境でヒナは無事に育つのか?職員たちも気が気ではありません。

ナノテラス統括事務局 加道雅孝さん
「カルガモが水を飲めるように置いているのですが、こういう形で飲めるかは我々は素人なのでわからないですけど」

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