(ブルームバーグ): 米ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁は、新型コロナウイルス禍前に金利の中立水準が低下した長期トレンドはまだ続いているとの考えを示した。

  ウィリアムズ氏は19日、ペルーの中央銀行が主催したパネルで景気を刺激も減速もさせない中立金利に関する自身のモデルに言及し、「米国とカナダ、ユーロ圏における『r*(Rスター)』(中立金利)のモデルであるホルストン・ローバック・ウィリアムズの推定値は、コロナ禍前とほぼ同水準だ」と指摘。

  コロナ禍前の低金利を支えていた基調的なトレンドが「まだそのまま続いている」ことをこれは示唆すると、同氏は述べた。

  ウィリアムズ氏は今週、過去数カ月のインフレデータは心強い内容だが、「インフレが目標の2%に持続的に向かっているとの確信を深めるため、さらに多くのデータを確認したい」と発言。7月から9月の間に米金融当局には「多くの」ことが分かるだろうと語っていた。

原題:Fed’s Williams Says Long-Term Trends Still Back Low Neutral Rate(抜粋)

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