松江の夏の風物詩「松江水郷祭花火大会」の有料観覧席について、祭りの推進会議は、5月7日からチケットを販売することを発表しました。

2024年の「松江水郷祭花火大会」は、8月3日と4日の2日間開催で、過去最多となる合計2万1000発を打ち上げる計画です。
松江市や松江商工会議所などからなる水郷祭の推進会議は、宍道湖岸に約2万5000席の有料観覧席を設けることにしていて、このチケットを5月7日からローソンの電子チケットサービス「ローチケ」で販売すると発表しました。
パイプ椅子席やマス席、車イス利用者の席のほか、飲み放題がついた席などが用意されていて、価格は2500円(車椅子席・介助者1人まで同席可)から6万4000円(飲み放題付きテーブル席・定員4人)まで。多様な席種、幅広い価格帯に設定することで、観光客と地元住民双方の利用を促す狙いです。
有料観覧席の詳細は、松江水郷祭の公式ホームページから確認することができます。
有料観覧席を巡っては去年、開催経費の高騰を理由に有料観覧席のエリアを前年から大幅に拡大。来場者は2日間で過去最高の約65万人となるなど盛り上がりを見せた一方、有料観覧席の約3割が売れ残るなど課題を残しました。
そこで2023年の花火大会の開催後にアンケートを実施し、その結果などを参考にして価格設定や席の種類など有料観覧席のあり方を大きく見直したということです。
市民の満足度向上と持続可能な開催の両立を図ることができるのか、今年の有料観覧席の利用状況が注目されます。

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