日本最大級のスポーツと健康事業の総合展が始まりました。

16日から、東京ビッグサイトで始まったのは、スポーツや健康事業を行う企業500社以上が集結したイベント「SPORTEC」です。

15回目となる2024年は、近年注目が集まるエクササイズ「ピラティス」や、アメリカで大人気のマイナス186度の筒に入る「アイスサウナ」など、体のリカバリーに着目した企業も出展する中、AI(人工知能)を使い個人に寄り添った機能がついたマシンが多く集まりました。

一見、鏡に見えるマシン「MIRROR FIT.」は、500本以上のレッスンを見ることができ、隙間時間でも簡単にトレーニングが可能です。
AIが正しいフォームかどうか採点をするモードもあり、効率的なトレーニングに導きます。

さらに、運動前後に最適な機器も。

栄養学などを学んだAIが自分の体組成計情報とトレーニングの目的などをもとに、サプリメントを配合してくれるサーバー、ドリコスの「GRANDE」です。
配合パターンは1万通り以上、その時の気分に合わせてフレーバーや濃さなども選べます。

ドリコスの竹康宏代表取締役は、「成果を得るためには、やっぱり運動も重要ですが、運動だけではなく運動・休息・栄養というピースがあるので、この栄養というピースを埋めてあげることによって、早く成果を出したかった」と話しました。

トレーニングをするには自分の体を知ることが大事。

3Dボディスキャナー「i-body」は、96個ものカメラで全身を一気に撮影すると、すぐに3Dで体を生成。
骨格認識や、独自の体のゆがみやねじれを認識するAIが全身の形状を測定します。

そして、体のゆがみ方などに応じたエクササイズを提案。
健康な体づくりをサポートします。

TSO Internationalの佐々木剛社長は、「健康スポーツビジネスを日本の基幹産業に育てるのが私たちの意図。スポーツは教育やボランティアという側面がまだまだあるが、スポーツを通じてしっかりもうけていく方々を増やす、これが私たち展示会の趣旨。(SPORTECが)世界のスポーツのプラットホームになる。これを目指して、チーム一丸となってやっています」と話しました。

まだまだビジネスチャンスあふれるスポーツ業界。
世界中の人たちの健康と向き合うイベントは18日まで行われます。

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