(ブルームバーグ): 16日の欧州株は続落。決算シーズンに入り、各社が発表する業績は投資家の失望を誘っている。ストックス欧州600指数は0.3%下落。業種別では鉱業、消費財、自動車関連銘柄が特に売られた一方、建設株は上昇した。

  高級品セクターを中心に各社の利益は低迷しており、中国の景気減速による影響が浮き彫りとなった。ドイツの高級ブランド、ヒューゴ・ボスは下落。中国や英国など主要市場の減速に伴い、利益見通しを引き下げたことが売り材料となった。

  欧州債市場ではドイツ債が上昇。この日は世界的に国債が上昇した。ドイツ10年債利回りは一時6ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下して2.42%と、6月下旬以来の低水準となった。スワップ市場動向によれば、欧州中央銀行(ECB)の年内の利下げ幅は47bpと見込まれている。

  英2年債利回りは一時7bp低下し、今年初めて4%を下回った。トレーダーが織り込むイングランド銀行(英中央銀行)の今年の利下げは計48bpと前日からほぼ変わらず。

原題:European Stocks Fall as China Weakness Puts Downer on Earnings

Bunds Gain, Short-Dated Gilts Outperform: End-of-Day Curves

(抜粋)

--取材協力:Farah Elbahrawy、Sujata Rao、Michael Msika、Kit Rees.

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