東京証券取引所=和田大典撮影

 12日午前の東京株式市場の日経平均株価(225種)は大幅反落した。下げ幅は一時1000円を超え、4万2000円を割り込んだ。前日の米国市場でハイテク株の多いナスダック総合指数が8営業日ぶりに反落したことを受け、東京市場でも半導体関連銘柄などに売り注文が出た。外国為替市場の円相場が一時1ドル=157円台半ばまで急上昇し、円高・ドル安が進んだことも重荷になったとみられる。

 日経平均株価は11日までに3日連続で史上最高値を更新。8日の終値(4万780円)から1400円以上上昇しており、市場関係者は「値上がり傾向から調整が入って反動した」と指摘している。

 午前10時時点は前日終値比969円17銭安の4万1254円85銭。【井口彩】

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