10日の日経平均株価は下げて始まりましたが、午後は値を上げ、取引時間中の史上最高値を4営業日連続で更新しました。

 今月だけで2000円を超える上昇に、専門家も驚きを隠せません。

ニッセイ基礎研究所 井出真吾氏
「意外高ですね。さすがにきょうは、利益確定売りが出てもおかしくない状況だったが、投資家が強気に傾いている様子がある」

 市場に広がっているのが、2つの期待です。

 ひとつは、前日のパウエルFRB議長の発言で、アメリカが9月に利下げ開始するとの期待が高まったこと。

 もうひとつは、今月下旬から本格化する企業の決算で、円安などにより、業績が上振れしそうだという期待です。

井出氏
「6月下旬くらいから、海外の投資家が再び日本株を買い始めた。その流れが、今週もまだ続いているのではないか」

 その後の夜間取引で、日経平均先物はさらに勢いを増し、一時4万2500円近くまで上昇しています。

井出氏
「ちょっとスピード違反な感じもします。やや高すぎる感じもありますので、目先4万円ぐらいまでの下落は、いつあってもおかしくないと思います」

(「グッド!モーニング」2024年7月11日放送分より)

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