円安が加速しています。円相場は1ドル=153円台をつけ、およそ34年ぶりの円安水準となりました。

きのうからきょうにかけ、外国為替市場で円相場は1円以上、急速に円安が進み、1990年以来、およそ34年ぶりの水準となる1ドル=153円台をつけました。

アメリカの3月の消費者物価指数が市場の予想を上回り、利下げ観測が後退したため、円を売ってドルを買う動きが強まりました。

財務省 神田真人 財務官
「(円相場の)足もとの動きは急であり、行き過ぎた動きに対しては、しっかりとあらゆる手段を排除せずに適切な対応をとる」

急速な円安に財務省の神田財務官はけさ、このように述べ、市場の動きをけん制しました。

市場では政府・日銀による為替介入への警戒感が高まっています。

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