17日までの3日間で日経平均株価が1500円を超える下げ幅となるなかで、18日の東京株式市場はTSMCの決算を固唾をのんで見守る状況でした。

 午後2時半に「好決算」が伝えられると、日経平均株価は一時250円以上値を上げ、終値は3万8000円台を回復しました。

 ただし、その前に発表されていたオランダの半導体関連企業の決算が悪かったことから、市場関係者は「投資家の慎重姿勢がまだ続く」とみています。

マネックス証券 広木隆チーフストラテジスト
「まだまだ全部、もろ手を上げて半導体関連を買っていけるかというと、そういうことではなくて。良いものは良いし、そうでもない部分はまだ残っているわけですから。そういった意味で東京市場の反応を見ても、なかなか冷静な反応をマーケットは示したんじゃないかと思います」

 一方、18日のニューヨーク株式市場では、アメリカ経済の底堅さが意識されて買い注文が先行し、ダウ平均株価は反発しています。

(「グッド!モーニング」2024年4月19日放送分より)

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