日本三大祭の一つ「祇園祭」のハイライト「山鉾巡行(やまほこじゅんこう)」で設置されるプレミアム観覧席で、京都市観光協会は、酒や食事の提供をしないと明らかにしました。

■例年10万人超の見物客訪れる「山鉾巡行」

「祇園祭」は疫病を鎮めるために始まったとされる八坂神社の祭礼で、中でも豪華絢爛(ごうかけんらん)な山や鉾が都大路を練り歩く「山鉾巡行」には例年、10万人を超える見物客が訪れます。

■酒などの提供「ショーではない」と宮司が苦言

京都市観光協会は去年から「プレミアム観覧席」を販売していますが、鑑賞中の利用客に酒やおばんざいを提供したことに対し八坂神社の野村宮司が「ショーではない」と苦言を呈していました。

■ことしは『ソフトドリンクのみ』の提供 

これを受け、ことしは酒や料理の提供をやめ、熱中症対策でソフトドリンクのみを提供し、希望者には浴衣の貸し出しを行うなどとといったサービスにすると4日、協会が明らかにしました。

席が設置される前祭(さきまつり)の山鉾巡行は、7月17日に行われます。

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