東京商工リサーチ沖縄支店が1日発表した2024年上半期(1~6月)の県内企業倒産(負債総額1千万円以上)は前年同期比26・1%増の29件で、2年連続で増加した。負債総額は46・9%増の28億800万円だった。29件のうちコロナ関連倒産が16件、従業員4人以下が21件を占めた。同支店は「景気が回復するも、業績回復の遅れた企業と零細企業で厳しい展開となっている」とした。

 上半期では、件数が50年間で8番目に少なく、負債総額は3番目に少ない水準。大型倒産(負債総額10億円以上)は2年連続でなく、大口倒産(同1億円以上10億円未満)は前年同期より2件少ない5件。

 また、6月には8件、負債総額18億7900万円の倒産があり、いずれも単月では今年最多だった。コロナ関連倒産が6カ月連続で発生している。

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