28日の円相場では、円安が一段と進み、午前10時前には一時1ドル=161円台をつけました。日米の金利差が開いた状態が続くとの見方に加え、四半期末で国内の輸入企業などが決済のためにドルを調達する動きが強まったことなどが要因です。

 夜には為替の動向を左右する可能性のある、アメリカの先月の個人消費支出物価指数が発表され、前の年の同じ月と比べて2.6%上昇しました。

三井住友DSアセットマネジメント
市川雅浩氏
「前回4月分が前年同月比2.8%上昇というのに対し、今回2.6%の上昇ということですので、全体としては物価の伸びがかなり鈍化してきたという判断ができるかと思います。ほぼ市場の予想通りの結果でしたので、小幅かつ一時的な反応にとどまったということになっています」

(「グッド!モーニング」2024年6月29日放送分より)

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