1ドル = 155円を目前に円安が加速していた円相場では、急速な円安への懸念について、アメリカの理解が得られたとの見方が広がる中、一時153円台後半まで円が買い戻された。

ワシントンで開かれていた日米韓3カ国の財務相会談は、共同声明に「最近の急速な円安への深刻な懸念を認識する」との表現を盛り込んだ。

また、G7(先進7カ国)の財務相・中央銀行総裁会議も「為替の過度の変動は経済の安定に悪影響を与え得る」とする合意事項を再確認した。

円相場では、急速な円安への懸念について、アメリカなどの理解が得られたとの見方が広がる中、円が買い戻され、一時1ドル = 153円台後半をつけた。

神田財務官「日本の主張をふまえて、為替を含む過去のG7における政策対応に関するコミットメントが再確認されている」

市場関係者の間では、155円を政府の防衛ラインとみて、来週日銀が開く会合の結果次第で円安が加速すれば、介入がありうるとの見方も出ている。

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