日産自動車は25日、横浜市の本社で定時株主総会を開いた。公正取引委員会から3月に下請法違反で再発防止の勧告を受けたことについて内田誠社長が謝罪。社長直轄の新組織を設けるなどして法令順守の徹底に取り組んでいると説明した。総会では内田社長ら12人の取締役選任案が可決された。
会場を訪れた72歳の男性株主は取材に「取引先との関係を大切にしないと、消費者の印象が悪くなり販売にも響く」と指摘。70歳の男性株主は「下請けに負担を強いる慣習が根強く残っていると感じる」と語った。
日産は取引先36社に対し、一度決まった支払代金から計30億円超を不当に減額したと認定された。(共同)
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