歴史的な円安が続いています。外国為替市場では円相場が1ドル=160円台に迫っていて、鈴木財務大臣はけさも「行き過ぎた動きには適切な対応をしていく」と市場をけん制しました。中継です。

きのう、1ドル=159円94銭をつけた円相場、午前11時31分現在、159円35銭で取引が続いています。

2か月前に政府・日銀が円安を食い止めるため「円買い」の市場介入に踏み切った節目の160円台が視野に入ってきているだけに、きょうも介入への警戒感が続いています。

鈴木財務大臣はけさ、JNNの取材に対し「行き過ぎた動きには適切な対応をしていく」と強調し、改めて市場をけん制しました。

鈴木俊一財務大臣
「為替の評価はファンダメンタルズ(経済の基礎的条件)を反映して決まっていく。安定的に推移することが一番重要。行き過ぎた動きは、適切な対応をしていきたい」

政府と市場の神経戦が続く中でじりじりと、しかし確実に進む円安。政府・日銀がどのタイミングで介入に踏み切るかが最大の焦点です。

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