政府は新しい資本主義実現会議で、映画やアニメといった労働環境などの問題が指摘されているコンテンツ産業の現場について実態調査に乗り出すと明らかにしました。

 会議には2018年に「万引き家族」でカンヌ国際映画祭のパルムドールを受賞した是枝裕和監督と、アカデミー賞の視覚効果賞を受賞した「ゴジラ−1.0」の山崎貴監督が出席しました。

 クリエイターが働きやすい環境を整備するための議論が行われ、映像制作の現場で指摘されている長時間労働など労働環境の悪さや、賃金の低さの問題が指摘されました。

 これを受けて、今月から公正取引委員会は、音楽や放送番組などのクリエイターと芸能事務所などとの取引の実態について調査をはじめます。

 年内を目途に調査結果を取りまとめるということです。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。