大阪・関西万博に日本ガス協会が出展するパビリオンの工事中の内部が報道陣に公開されました。

日本ガス協会が出展するのは、エネルギーの未来などを体験型で学べるパビリオンです。

外側を覆っている銀色の幕は、大阪ガスが開発にかかわった「スペースクール」という新素材。太陽からの熱をブロックし、空調を使わなくても室内の温度を低くします。

【記者リポート】「パビリオンの外は手元の温度計だと31.5度をさしていますが、パビリオンの中に入ると27.3度になっています。体感でも涼しく感じます」

サーモグラフィーカメラで確認しても、「スペースクール」がないところは温度の高いことを示す赤色ですが、使われているところは温度の低い青色になっています。

【SPACECOOL 末松真大代表取締役CEO】「放射冷却素材を使うとゼロエネルギーで外気温マイナス2~6度ぐらい温度が下がるので、冷やさないといけない温度幅が小さくなるので、かなり省エネにつながります」

また、スペースクールが建築物に使われるのは世界初だということです。

パビリオンは6割程度の工事を終えていて、ことし10月末に完成する予定です。

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