運送会社への支払い代金を不当に差し引いていたなどの疑いがあるとして、公正取引委員会がきょう、住宅設備の専門商社に立ち入り検査に入ったことがわかりました。

独占禁止法違反の疑いで立ち入り検査を受けたのは、東京・中央区にある住宅設備の専門商社「橋本総業」の本社などです。

関係者によりますと、配送を委託している運送会社に対し、取引関係上の強い立場を利用して支払い代金を不当に差し引いたり、時間外労働分の代金を支払わなかったりした疑いがあるということです。

トラックドライバーの残業の上限が規制されることで輸送力に影響する「2024年問題」が懸念されるなか、公正取引委員会は力関係の強い発注側の荷主などへの警戒を強めています。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。