吹き抜けの空間に大型LEDディスプレーなどが設置された体験エリア「Music Canvas」=横浜市西区で2024年6月4日午後0時48分、西本龍太朗撮影

 演奏未経験者から愛好家まで、誰もが楽器を楽しめることをコンセプトに掲げた体験型ブランドショップ「ヤマハミュージック横浜みなとみらい」が6日、横浜市西区のみなとみらい21中央地区にオープンした。音楽への没入体験ができるコーナーなどがあり、聴いて、見て、触れて楽しめる工夫が施されている。

 同地区には、2023年秋に開業した「Kアリーナ横浜」をはじめ、多種多様な音楽施設が集まる。4日のメディア向け内覧会で、ヤマハの山浦敦社長は「当社が目指す音楽体験を提供することとの親和性が高い。地域の更なる魅力の向上に貢献したい」と力を込めた。

 店舗は複合ビルの3フロアに展開する。1階には実際の楽器と映像、立体音響で音楽への没入体験を提供するエリア「Music Canvas」や、ウィーンの老舗ピアノメーカー「ベーゼンドルファー」の国内最大規模のショールームを設置。2階には高さ約5メートルのガラスケースに250点超の楽器が並ぶ「MUSIC SHOWCASE」や楽譜売り場、カフェスペースを設けている。3階は大人向けの音楽教室となっており、教室の空き時間には練習室として予約を受け付ける。

 同店は銀座、名古屋に続いて国内3拠点目の体験型ブランドショップで、今夏には渋谷にも開設を予定している。火曜定休。詳しくはウェブサイト(https://retailing.jp.yamaha.com/shop/yokohama-minatomirai/)。【西本龍太朗】

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