物流センターに並ぶトラック=2023年12月、福岡市

 野村総合研究所は5日、トラック運転手が2030年度に全国で36%不足するとの新たな推計を発表した。地域別では東北と四国の41%不足、九州の40%不足が目立った。人口減少や24年度に始まった残業規制強化が主因で、調査を担当した野村総研の小林一幸氏は「経済への深刻な影響を避けるため、物流の効率化が必要になる」と話す。

 野村総研は全国の30年度の荷物量が14・0億トンとなり、20年度の14・3億トンからわずかに減ると予測。一方、営業用トラックの運転手は20年度の66万人から30年度に48万人へと大きく減ると見込んだ。残業規制強化などの影響もあり、運転手が36%不足すると算出した。(共同)

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