補助金が終了し、全国で電気料金が値上がりするなか、政府は今後の料金の見通しについて「過去最高を上回らない」との見方を示しています。

 経産省の資料には「当面、過去最高を上回ることは見込んでいない」と書かれています。

 資料では6月使用分は全国平均で補助金がなかった2年前と同じ水準に戻るとしています。

 暖房など使用量が増える冬には上がるものの、過去最高は上回らないと見込んでいます。

 ただ、天候や燃料価格によっては上回る可能性もあり、政府は再生可能エネルギーや原子力などの活用といった「エネルギーコストの上昇に強い経済構造への転換」を急いでいます。

 3兆円以上を投じてきた電気・ガス料金への補助金。6月は電気の使用量が少なく、関係者は「終わらせるならこのタイミングしかなかった」と話しています。

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