鈴木俊一財務相(今仲信博撮影)

鈴木俊一財務相は16日の閣議後記者会見で、外国為替市場で円相場が1ドル=154円台まで下落したことについて「今の動きをしっかりと注視している。必要に応じて万全の対応をしていきたい」と改めて強調した。

鈴木氏は、米ワシントンで17、18日に開かれる20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議などの国際会議において、為替が議題となるか問われると「現時点では為替を明示的に取り上げた議題は設定されていない」と説明した。

その上で、為替を含めた国際的な課題については「G20に限らず、さまざまな機会を捉え、必要に応じて日本の立場をしっかりと伝えていく。議題にならなくても話題にはなると思っている」と語った。

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