ニューヨーク証券取引所

 29日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は続落し、前日比411・32ドル安の3万8441・54ドルで取引を終えた。米長期金利の上昇が嫌気され、売り注文が膨らんだ。ほぼ全面安となり前日終値からの下げ幅は一時440ドルに迫った。

 米連邦準備制度理事会(FRB)の早期利下げ開始への期待感が後退していることも投資家心理を冷やした。FRBの政策判断に影響を与える4月の米個人消費支出(PCE)物価指数の発表が31日にあり、市場関係者の注目が集まっている。

 ハイテク株主体のナスダック総合指数は反落し、99・30ポイント安の1万6920・58。(共同)

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