29日の国債市場で、長期金利の指標である新発10年債(374回債、表面利率0・8%)の利回りが上昇し、一時、前日の終値利回りより0・030%高い1・065%を付けた。2011年12月以来、約12年5カ月ぶりの高水準となる。
日銀が金融政策の正常化を進め、巨額の国債買い入れを減らすとの見方から、国債が売られて利回りが上昇した。米長期金利の上昇も日本国債の売り圧力となった。
市場関係者は「節目の1%を超え、じりじりと上昇が続いている。目先の均衡点が見えにくい状況だ」と指摘した。(共同)
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