国からの承認を待っていた、塩野義製薬の新型コロナワクチンについて、厚生労働省がさきほど、国内での製造販売を承認することを決めました。

厚生労働省の専門部会で承認されることが決まったのは、塩野義製薬が2020年から開発していた新型コロナウイルスのワクチンです。

塩野義製薬は2022年、国内で初めて新型コロナワクチンの製造販売の承認を国に申請。しかし2023年7月、有効性を示すデータの不足などが理由で、継続審議となっていました。

一方で、同時に審議された第一三共のコロナワクチンが国産で初めて承認されました。

塩野義製薬は、海外での臨床データなどを追加で提出していて24日午後、厚労省の専門部会が承認する方針を決めました。

今回、承認されることになったのは「従来株」対応のものですが、これを受けて並行して開発を進めていたオミクロン株対応のワクチンについても承認に向けての動きが加速するとみられます。

塩野義製薬の手代木社長はオミクロン株対応のワクチンについて「2025年の冬には販売したい」とコメントしています。

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