三井住友信託銀行を傘下に持つ「三井住友トラスト・ホールディングス」は、2023年度通期の最終利益が前期と比べて1000億円以上の減益となりました。減益幅は2011年の発足以降で最大です。

 三井住友トラスト・ホールディングスが14日に発表した2023年度の最終利益は791億円で、前期と比べて1118億円減少しました。

 保有している投資信託の売却損が大きかったことが主な要因です。

 一方で、本業の儲けを示す実質業務純益は3386億円と前期より140億円増えていることなどから、会見した高倉社長は「資本は今回の決算で大きく増加していて企業価値に影響はない」としています。

 2024年度の最終利益は2023年度の約3倍となる2400億円を見込んでいます。

 また、三井住友トラスト・ホールディングスは、今年で創業100周年を迎えたのに合わせて、社名を「三井住友トラストグループ」に変更すると発表しました。

 6月の株主総会を経て、10月に変更する予定です。

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