ゼネコン大手の清水建設は今年3月までの1年間の決算で株式上場以来、初めて営業損益が赤字になったと発表しました。

清水建設 東佳樹専務
「建築を祖業としてやって参りましたので、営業赤字に建築が原因となって陥ったことについては大変じくじたる思いでおりますし、遺憾な気持ちでおります」

 清水建設の2024年3月期決算は企業の設備投資の持ち直しなどから売上高は約2兆55億円と、前の期から3.7%増加しました。

 しかし、国内外の複数の大型建築工事で資材価格や人件費が想定以上に上昇し、採算が大幅に悪化したことなどから営業損益は1961年の上場以来、初めて246億円の赤字となりました。

 今後については適正な工期も確保した受注が安定した収益を上げる条件になるとしています。

 最終的な利益は保有株式の売却などによって171億円の黒字でした。

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