笑い方を褒められることがある。
事あるごとに高笑いをしているからか、周りがつられて笑顔になることもしばしば。「何がそんなにおかしいの?」とでも言わんばかりだ。
自分はいつからこんなに笑うようになったのだろうか。改めて笑うこと、笑顔について考えてみた。
最初は自分の顔のコンプレックスを隠すためだった。口元のほうれい線が若い頃から気になり、嫌で仕方なかった。
しかし、真顔になると老けて見えたシワも、笑うと表情の一部となり、目立たないことに気づいたのだ。
そこから笑顔の練習を始め、写真撮影のときは必ず笑顔で口角をあげることを習慣にした。人と会話をするときは努めて楽しく話すようにした。特に経営者になってからは、笑顔でいることを毎日意識した。
そうするうちに、笑顔でいる人の周りには人が集まってくることに気づいた。
仕事や商談時に表情の乏しい方と遭遇することがある。最初は表情が硬いものの、話すうちに少しずつほどけ、笑顔を見せてくれたときにはこちらまでうれしくなる。
最近は人を話術で笑わせることが趣味になっているくらいだ。
口角を上げて笑顔でいると、脳内に幸せホルモン「セロトニン」が分泌され幸福感をもたらす。ストレスを軽減する効果もあるという。
先日、体調不良で入院することがあった。患者として、治るのか、いつ退院できるのかと不安に押しつぶされそうな中、看護師さんの「大丈夫ですよ」の優しいほほ笑みに救われた。笑顔にはパワーがあると再認識する出来事だった。
時には事務所で大爆笑し、電話をしているスタッフから、ボリュームを落とすようにとジェスチャーで叱られることもしばしば。だが、経営理念の「豆腐でみんなを笑顔に!!」をモットーに笑顔を絶やさず、楽しく人生を過ごしたいと思っている。
笑う門には福来たる。皆さんも、試してみてはいかが。
(照屋食品社長)
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