前橋市に本店がある第二地銀・東和銀行の男性行員(当時25歳)が2017年に自殺し、労災と認定された問題について、江原洋頭取は9日に開いた記者会見で「取り返しのつかない大変な事案を起こしてしまい、深くおわびする」と謝罪した。行内の調査で直属の上司によるパワハラを認定し、男性の所属先だった埼玉県川越市の川越支店長、副支店長、上司を17年12月に処分していたことを明らかにした。
同行の調査で、上司は「ばか」「給料泥棒」などと人格を否定する発言のほか、威圧的な叱責、休日に勉強会として自宅に呼びつけていたことを認めたという。上司は現在、部下のいない事務職に異動した。同行は具体的な処分内容は明らかにしなかった。
男性は17年4月に川越支店に異動。5月31日に出社せず、死亡が確認された。【田所柳子】
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。