北陸新幹線の新大阪への延伸。目標としていた2025年度中の着工は困難になりました。

 12月20日、北陸新幹線の新大阪への延伸について話し合う与党の会議が開かれ、「地下水への影響の懸念や財源などについて、沿線自治体の理解が得られていない」として、年内を目標としていた詳細ルートの決定を見送ることを決めました。

 検討されているのは、福井県小浜市を通り京都駅へ南下するいわゆる「小浜ルート」で、京都新駅の場所について3案が示されています。20日の会合ではこのうち、地下水への影響に強い懸念があった1案(東西案)を廃案とし、残りの2案(南北案・桂川案)で検討を進めていくことになりました。

 年内にルートが決定できなかったことで、与党が目指していた2025年度中の着工は困難になりました。最終のルートについても、なるべくはやく決定したいということです。

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