外国為替市場で一時、1ドル=158円目前まで円安が進んだことを受け、財務省の三村財務官は「足元の動向は憂慮している」などと市場を牽制(けんせい)しました。
20日の円相場は日米の金利差が当面縮まらないとの見方を背景に、午前9時すぎに1ドル=157円90銭台まで下落しました。
午前9時半ごろには加藤財務大臣が「為替の動向を憂慮する」と発言し、その後は157円台前半で推移しています。
財務省 三村財務官
「為替市場の足元の動向は憂慮しております。行き過ぎた動きに対しては適切な対応を取りたいと思っております。今はそれ以上のことは申し上げないのがよろしいかと思っております」
三村財務官は「“今は”それ以上のことは申し上げない」と付け加えたことで、市場をさらに強く牽制する狙いがあるとみられます。
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