ヤマト運輸は去年6月から日本郵便と進めている配達業務の協業で「すべての委託業務の停止を打診した」とする一部報道に対し、否定するコメントを出しました。

 ヤマトは去年6月に合意し、日本郵便への委託が進んでいる小型の薄型荷物「クロネコゆうパケット」の配達について、従来の「ネコポス」より遅れが出ているとして、来年2月から翌日配達を始めると発表しています。

 こうした状況から「委託の停止を打診した」とする一部報道が出たため、今月18日に発表した文書の中で「日本郵便への配達委託をすべて停止することを打診したという間違った印象を与える可能性のある報道が行われたことは誠に遺憾」と一部否定しました。

 あくまで配達委託の「スケジュール見直し」の申し入れであると説明しています。

 これに対して日本郵政の増田社長は、具体的なヤマト側からの申し入れ内容については言及を避けました。

 そのうえで「現在、協議中であり、真摯に対応している」と話しています。

 また、ヤマト側が「2月から翌日配達を開始する」と発表していることに関しては、2月からそういったサービスを始めることは合意内容にないと説明しています。

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