最大9連休の年末年始に、車でのお出かけを予定している方も多いかと思いますが、19日以降、ガソリンが値上がりしそうです。
◆記者リポート
「今は、冷たい雨も降っていますが、こちら那珂川市のガソリンスタンドでは、朝から続々とお客さんが訪れています」
◆利用客
「値上がりすると聞いて」
「あしたからガソリンが上がるから」
「きょう入れとこうかな、安いうちに、と」
福岡県那珂川市のガソリンスタンドでみられた駆け込み給油。
その理由は19日から始まる補助金の段階的な縮小です。
物価高対策として2年前から支給されているガソリンの補助金が19日から縮小され、1リットルあたり約5円の負担増となるのです。
18日に公表された最新のレギュラーガソリンの全国平均価格は、1リットル当たり175.8円。
値上げの判断はそれぞれの店舗によりますが、取材した店舗では…。
Q.明日はどうなりそう?
◆セルフステーション那珂川 馬場祐成課長
「基本的に周辺の価格とかも見ながら、他社さんもあげてくると思うので、それに合わせて、うちもあげていく流れになるかなと。4~5円ぐらいの値上げかなとは思う」
さらに来年1月には、補助金縮小の第二弾が予定されていて、今より10円程度の値上がりとなることが予想されています。
みずほリサーチ&テクノロジーズの調査によると、ガソリン価格が10円上がると家計の負担は、年間で5000円から6000円ほど増えることになるといいます。
一方で、ガソリンの値下げの話題もあります。
与党と国民民主党が11日、ガソリン税の暫定税率を廃止することで合意。
消費税分も合わせると1リットルあたり約28円安くなりますが、廃止時期は定まっておらず、先行きは不透明です。
◆セルフステーション那珂川 馬場祐成課長
「停滞しつつも、徐々に上がったり、どこかで下がったりを繰り返すと思う。お客さんもそれを分かった上で、来店するのではないか」
■少しでも安くガソリンを入れるには
では、少しでも安くガソリンを入れるにはどうすればいいのでしょうか。
その助けとなりそうなのが、各店舗のガソリン価格が一目で分かる「ゴーゴージーエス」という比較サイトで、周りにあるスタンドと価格がすぐ確認できるようになっています。
サイトの運営会社によりますと「幹線道路沿い」「都市部から少し離れた地域」の店舗は安い傾向にあるといいます。
また、独自ブランドとしてガソリンを提供している「コストコ」とその周辺も狙い目だということで、例えばコストコ北九州倉庫店に併設されているスタンドは18日、サイト上で「1リットル158円」という安さになっていて、これに合わせて周辺でも価格競争が起きて160~161円となっています。
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