多くの人でにぎわう、18日の上野アメ横商店街。

2024年も残すところ2週間。
年の瀬が近づき、お正月用の食材を求める人が。

正月食材を買いに来た客は「(財布のひもが)緩んでしまう。ここに来たら買って帰ろうと」などと話していました。

値上げラッシュが続いた2024年。
お正月食材の買い時はいつなのでしょうか。

エビやカニなど、海の幸がずらりと並ぶ店で“買い時”を聞いてみると、「お正月に向けて、石山商店としては大量に仕入れて安くやれる。今買った方が一番いいが、ご家庭の冷蔵庫事情もあるし、クリスマス以降がいいと思う」と話し、一番の買い時は“今”だといいます。

大混雑する年末に比べ、比較的すいている今は値引き交渉もしやすく、狙いの品が安く買える可能性があるといいます。

大量に在庫がある今だから安くできるという商品も。

「魚塚」店員:
ズワイガニが今日は良い。1万8000円が1万2000円でやっている。今すいているうちが良いんじゃないかな

一方、買い時が難しいのが、高値が続く野菜です。

40代:
葉物野菜全般、高いのかなと思っています。(年末に向けての買い物は)クリスマスが終わってからにしようかなと。

「アキダイ 関町本店」での価格は、キャベツは例年の約2.7倍、ブロッコリーが約2.8倍。

一体、正月に向けた買い時はいつなのかというと、アキダイの秋葉弘道社長は「ブロッコリーは年末に買うのがいいですね。(年末)ぎりぎりで。市場が28日、29日、この辺が葉物野菜がメインです」だといいます。

そんな中、大行列となっていたのがガソリンスタンドです。

19日から石油製品への国の補助金が段階的に減額され、ガソリンも値上がる見通しに。
東京・葛飾区のガソリンスタンドは、駆け込み給油を待つ車で長い列ができていました。

駆け込み給油に来た客:
年末に帰省とかするので、長距離運転することになるので、それに備えて入れに来ました。

「キグナス石油本田SS」では、178円だったレギュラーガソリンが19日から183円に値上がりします。

キグナス石油本田SS・スタッフ:
当店でもあすから5円の値上げが決定してますので、(きょうは)ほとんど売り切れになる状態で。今ようやく11時にローリー車が入りまして、今からどんどん受け入れる。

全国に拠点を持つ運送会社では、毎月100万リットル以上のガソリンを使うため、1円値上がるごとに100万円負担が増えるといいます。

ギオン川崎センター・吉田雄介マネージャー:
物流費、輸送コストは上がりますので、巡り巡って商品価格に転嫁されることを考えると、あまりいいことはない。

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