宇城市で駅と商業施設を結ぶ自動運転バスの実証実験が18日から始まります。これを前に、17日に試乗会があり、記者が自動運転バスに乗ってみました。

電気で動く『自動運転シャトルバスEVO(エヴォ)』です。

この実証実験は宇城市とイオンモール、NTT西日本の3者が、JR小川駅とイオンモール宇城の間、約1・8キロで行います。

【久保田 優果 記者】
「『自動運転シャトルバスEVO』に乗車しています。揺れも少なく、とても快適です」

バスは9人乗りで乗客のほか、自動運転を補助する『オペレーター』が乗り込みます。

このバスは信号や横断歩道があると止まり、オペレーターがパネルの『発車』ボタンをタッチし、再び走らせます。

【NTT西日本 熊本支店 中村 幸太 担当課長】
(Q:揺れとか止まり方はどうですか)
「実際に今も止まりましたが、危険物があると、バスのほうで感知してストップしてしまう。乗り心地は進んでいると、スムーズに行っているからぜひみなさん体験していただけたらと思います」

障害物を避ける時などは、オペレーターがコントローラーで手動運転します。

【オペレーター】
「これにハンドル・アクセル・ブレーキ、車の機能が全部入っています」
(Q:触っていないのですか)
「今は何も。すぐに対応できるように手に触れさせておいてます」

イオンモール宇城の中にある宇城市の小川支所には遠隔監視室が設置され、車内のカメラの映像などで運行に異常がないかを常に確認しています。

【近くに住む人】
「あすから一般の人を乗せる実証実験があるらしくて、それには一回、乗ってみたい。バスの中の設備を見てみたい」

【NTT西日本 熊本支店 中村 幸太 担当課長】
「今回は『レベル2』といってオペレーターが乗っていますが、将来は『レベル4』の完全自動化となり、市民の足となるようにお手伝いができたらと思っています」

この自動運転バスの実証実験は1日8便、18日から24日までです。

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