実は今がお得。東京・築地で狙い目の食材を聞きました。
■今がお得。“築地の狙い目”食材は
年末年始に向け、早めの買い物を呼び掛けている築地場外市場。すでに多くの人たちでにぎわっています。
鮮魚店で酢だこを購入したのは、はるばる静岡県から来た70代のご夫婦。
静岡県から来た人(70代)
「1つは年末用。あとは正月用。娘のところにもやる」
年末年始の食材を2週間前に買う訳は…。
静岡県から来た人(70代)
「早めに来て正月用は冷凍しておく」
年末の築地は非常に混雑するため、冷凍できる食材などを今のうちに買い求める人たちが増えています。
都内から来た人(80代)
「日が詰まると混むから今のうちに」
店側も早めの買い物を歓迎しています。
鳥藤 鈴木昌樹社長
「(年末)最後の3日間だけでなく、今から来てもらって正月に備えてもらうのは我々としても販売しやすい」
年末年始に向けて今、お買い得の食材は…。
斉藤水産 統括責任者 斎藤又雄さん
「当店では数の子。“イチ折れ”と言って、一本が折れているのが本当にお得」
折れてしまった“訳あり”の数の子は半額とお買い得。
斉藤水産 統括責任者 斎藤又雄さん
「通常、化粧箱に入っていて、500グラムで5000円前後する。これはただちょこっと折れているだけで半額。同じ500グラム。味は変わらない」
わら焼きのカツオで有名な高知県に本社がある店では、この時期のイチ押しは冬が旬の本マグロです。高知県や山口県で水揚げされる養殖の生マグロは鮮度抜群。
高知タカシン水産 築地店 宇賀義晋店長
「脂がしっかりと乗っているからとてもおいしい。口当たりも良い」
新鮮な生マグロの買い時はいつなのでしょうか。
高知タカシン水産 築地店 宇賀義晋店長
「12月30日、築地の1番のピーク。その時にたくさん仕入れる予定。お客さんの目利き、自分が納得したものが選べるのが12月30日。マグロは31日まではしっかりあるように仕入れる」
正月に欠かせない「おせち料理」の食材を扱う店では「栗きんとん」や「黒豆」の販売を17日から始めています。
千葉から来た人(60代)
「去年もこちらで栗きんとんと黒豆を買って、とてもおいしかったので今年もと思って買いに来た」
常夏の島のハワイから来た男性も…。
アメリカ ジェラルドさん(66)
「友人にあげるんです。クロマメ。新年のために」
江戸一 飯田一雅社長
「栗きんとんや黒豆は1月の初めまで持つので、今買う人が結構多い。混む前に買う人が今年は多い。ゆっくり見てちゃんと吟味して買うお客様が多いので、今週来週はすごく良い時」
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