菊陽町に工場を置く富士フイルムは、AIなどの先端半導体の需要拡大を見込み、熊本拠点で製造する材料の生産能力の増強を発表しました。
富士フイルムはことし1月、菊陽町にある熊本拠点に、先端半導体の研磨剤として使われる『CMP(シーエムピー)スラリー』の国内初の生産設備を設置しています。
富士フイルムによりますと、AIなどに関する先端半導体の需要拡大を見込み、熊本拠点で『CMP(シーエムピー)スラリー』の生産能力を増強するということです。
投資額は20億円で設備を新たに導入し、来月には稼働させる予定です。
富士フイルムでは、さらに熊本拠点で半導体のイメージセンサーに使われるカラーフィルター材料の生産設備に60億円を投資すると既に発表していて、こちらは来年春に稼働する予定です。
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