三菱UFJ銀行の行員が貸金庫から十数億円相当を盗んでいた問題で、頭取がANNの単独取材に応じ、謝罪しました。
（経済部・高瀬幸介記者報告）
三菱UFJ銀行は16日午後からこちらのビルで、問題発覚後、初めての記者会見を行う予定です。
朝、取材に応じた半沢淳一頭取は神妙な面持ちでした。
三菱UFJ銀行 半沢淳一頭取
「まずは本当にお客さまはじめ関係者の皆様に多大なご迷惑、ご心配をお掛けしておりまして心よりおわび申し上げます」
「（お客様から）厳しいお言葉もいただきました。それに対しては誠実に対応してまいりましたし、今後もしっかり誠実に対応していきたい」
関係者によりますと、解雇されたのは40代の管理職の女性行員です。
管理職の権限を利用して、スペアキーで貸金庫を開けて金品を盗んでいたということです。
貸金庫は、利用者しか預けた中身が分かりません。
高い安全性がある一方、文字通りのブラックボックスです。
三菱UFJ銀行の関係者からは、「何が入っているか分からないので、被害を確認するのが難しい」といった戸惑いの声も上がっています。
利用者の信頼を倍返しで裏切ってしまった今回の問題は、貸金庫そのものに対する信頼が揺らぐ事態に発展しています。
この後の会見でトップがどのように説明するのか注目されます。
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