今年4月に第16回で閉幕した「沖縄国際映画祭」の後継となる「島ぜんぶでお~きな祭 沖縄国際文化祭」が来年4月5、6両日に那覇市や豊見城市などで開催される。主催する一般社団法人「沖縄エンタテインメント振興協会」がタイトルの「島ぜんぶでお~きな祭」を引き継ぐ。動員数は第16回沖縄国際映画祭の5万5千人を超える見込みだという。
振興協会は吉本興業の前会長で沖縄国際映画祭の実行委員長を務めた大﨑洋氏、シンバホールディングス会長の安里繁信氏が立ち上げ、代表理事を務める。運営主体を沖縄に置くことで地元企業や団体との連携を強める。
映画祭の目玉だった芸能人や映画関係者らが集う「レッドカーペット」をはじめ、音楽イベント、映画上映、ショートドラマ・41市町村PR動画のアワードなどを実施。若手作家などの伝統工芸品のオークションなども計画する。
大﨑、安里両代表理事は12日に県庁で会見し、映画祭の「観光誘客」「沖縄振興」「人材育成」の目的や思いを継承すると強調。大﨑氏は「沖縄の方と深くタッグを組んで新しいお~きな祭をつくりたい」、安里氏は「『わったーウチナーンチュが作り上げる沖縄国際文化祭』を柱に据える」とそれぞれ意気込んだ。
後援する沖縄観光コンベンションビューローの下地芳郎会長も「沖縄観光を盛り上げる意味でも、しっかり取り組んでいきたい」と話した。(社会部・真栄里泰球)
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