県産ブランド豚のおいしさや魅力を知ってもらうねらいで、食の専門家を目指す学生たちがブランド豚を使った料理作りに挑戦した。
県産ブランド豚とは、県内各地の生産者が独自の工夫を重ね、かけあわせる品種やエサ・育成環境などに工夫を凝らして生産した豚肉のこと。
県や全農・生産者などで構成する県産豚肉銘柄推進協議会は、そのおいしさや魅力を、食の専門家をめざしている県内の大学生・専門学校生に伝えようと、2年前から県産のブランド豚を食材として提供している。
今回、米沢栄養大学には5.6キロの豚肉が提供され、11日、健康栄養学部の1年生46人が豚肉をメインとするメニューの調理実習に臨んだ。
学生たちが本格的にレシピを考えるのは今回が初めてで、グループごとに考えた豚のステーキや角煮・チーズのはさみ焼きなどを丁寧に作っていた。
調理を終えると、学生たちは甘みのある脂のうまみと柔らかさが特徴の豚肉料理をおいしく味わい、食材としての可能性について学んでいた。
(学生)
「米沢牛とかは聞いたことがあったが、山形にブタのイメージはなかった。ブタの良さを知ったので今後に活かせると思う」
「脂もしつこくないし、どの年代が食べてもおいしい豚肉だと思う。将来、食に関わる仕事に就いた時に県産豚肉を使いたい」
協議会は、今後、県内のプロスポーツチームへの提供や食のイベントへの参加などを通して県産ブランド豚の普及拡大を図っていくとしている。
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