沖縄県文化観光スポーツ部は11日、食文化を中心に付加価値の高い旅行を提案する「ガストロノミーツーリズム」の推進に向けたイベントを開いた。県内外から約20人のインフルエンサーや観光関係者が参加し、史跡の見学や舞踊鑑賞、宮廷料理をアレンジした夕食を楽しんだ。

 参加者は昼間に福州園(那覇市)や漆器工房「角満漆器」(同)などを見学。夜には琉球王朝時代の宮廷料理をアレンジしたフランス料理と、泡盛をベースにしたカクテルなどを堪能した。

 参加者からは「紅芋とトリュフ、豆腐ようとイチジクなど、予想もしない新しい合わせ方が気に入った」、「琉球漆器がうまく使われていて、現代の人でも楽しみながら食べられる」などの声が上がった。

 県はガストロノミーツーリズムを通じて、旅行消費や好奇心の旺盛な外国人富裕層の取り込みを目指す。来年度以降、同様のツアーを商用化予定だ。(政経部・大川藍)

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