医療脱毛大手・アリシアクリニックを運営する医療法人が、裁判所から破産手続き開始の決定を受けました。9万人以上に影響が出ています。
■過去最大規模の被害者数 負債総額124億円
破産手続き開始 この記事の写真 アリシアクリニック ホームページから「東京地裁より破産手続開始決定を受けるとともに、当職が破産管財人に選任されました」
対象は、医療脱毛大手・アリシアクリニックを運営する2つの法人です。全国に43の施設を展開していますが、10日に突然営業を停止しました。
家族が通っていた人は「結構大手だったんで、びっくりしました。大学生で通っている人が多いと思います」と話しました。
過去最大規模の被害者数帝国データバンクによりますと、負債総額はおよそ124億円で、債権者は合わせておよそ9万2000人に上ります。被害者の数としては、過去最大規模です。
困惑も去年2月、初めて通う脱毛クリニックにアリシアを選んだ女子大学生は、およそ20万円で8回通えるコースを契約しましたが、突然の破産手続きに困惑しています。
8回コース契約 大学生（21）「学生でお金がないなかで、初の大金の買い物だった。すごく残念。一括で払ってしまったので、返金してほしいけど、諦めというか」
アリシア側は「返金は極めて難しい」と発表しています。
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■事業継続を断念 社会保険料の滞納も続き■事業継続を断念 社会保険料の滞納も続き
銀座カラーグループからの離脱アリシアを運営する2つの法人は、去年12月に破産した脱毛サロン銀座カラーのグループに属していましたが、銀座カラーが破産する1カ月ほど前にはグループから離脱。2つの法人でアリシアを運営していました。
事業継続の断念新しい客の獲得に苦戦し、社会保険料の支払いも滞納が続くなか、事業の継続を断念しました。
帝国データバンク 下川純担当記者「銀座カラーグループの影響や風評ということもあった。資金繰りは厳しい状況だったようです」
（「グッド！モーニング」2024年12月11日放送分より）
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