熊本市は公共交通機関の運転士不足の解消や地域の移動手段を確保するため『公共ライドシェア』の導入の検討を始めたと明らかにしました。

『公共ライドシェア』とはバスやタクシー事業者による輸送が困難な場合に自治体やNPOなどが主体となり自家用車を活用する旅客運送の手段です。

熊本市は10日の市議会特別委員会で運転士不足の解消や地域の移動手段確保のため『公共ライドシェア』の導入の検討を始めると明らかにしました。

一方で、タクシーなどの旅客運送業で必要となる第2種免許を持っていなくても第1種免許を持っていて講習を受ければドライバーになれることから委員からは安全性への不安の声が挙がりました。

熊本市は、こうした安全面の課題のほかドライバーの処遇、タクシー事業者との役割分担も含め慎重に協議を進めていきたいとしています。

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