JR東日本は先週、2026年3月から運賃を平均で7.1%値上げする方針を公表した。
新幹線や特急列車を例にとってみると、東京から福島、仙台までは、通常期の指定席で220円の値上げ、東京からいわきまでは110円の値上げとなる。通勤や通学で列車を使っている人はもちろん、出張・旅行など影響が広がりそうだ。

朝7時半のJR会津若松駅。
観光客はもちろん、通勤・通学の利用者が多いこの駅は一日のうち、朝と夕方が最も混雑する。運賃引き上げに利用者は…「今定期を利用しているんですけど、ただでさえ高いのに値上がりすると負担が大きいかなと思います」「安いに越したことは無いですけど、こればかりは仕方ないですよね。国の支援もしながら何とか地方鉄道を存続していただきたいなと思います」と話す。

JR東日本の全面的な運賃の引き上げは、消費税の増税などを除けば、国鉄が民営化した1987年以来初めて。2026年3月から普通運賃で7.8%、通勤定期で12%、通学定期で4.9%を引き上げ、年間881億円の増収が見込まれている。

JR東日本は、老朽化した設備の更新や必要な人材の確保を進めるとしていて、「鉄道の安全運行に労力とお金をかけなければいけない」と理解を求めている。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。