JR静岡駅のタクシー乗り場の混雑を緩和しようと、静岡市は12月2日から24時間タクシー乗り場をライブ配信する取り組みを始めました。
2024年も残すところわずか、この時期になると、夜の会食を予定している人も多いようです。
市民：
忘年会だよ！あしたから毎日忘年会だよ！
市民：
高校のときの同級生と一緒に(忘年会を)やるのでとても楽しみ
市民：
いっぱい楽しみたい。社会人1年目なので楽しく飲みたい
忘年会を楽しみにしている人がいる一方、こんな心配も…。
市民：
タクシーつかまえられない…静岡駅前だと少しはつかまえられますが、ちょっと離れると全然つかまえられなくて困る
市民：
(タクシーが)忙しいときは1時間以上つかまえられないイメージがある
市民：
(タクシー)呼んでも忘年会シーズンだと1~2時間かかるよね
コロナ禍で減少したタクシードライバー。静岡市内のタクシー事業者は2023年より運転手を約1割増やすなど、タクシー不足の解消に向け努力を続けています。
しかし11月15日の午後11時半頃、静岡駅前のタクシー乗り場では北口、南口ともに長い列ができていました。
こうした中 静岡市が12月2日から始めたのがタクシー乗り場の「みえる化」です。
伊藤渚紗 記者：
スマートフォンに映る映像。私がいるJR静岡駅南口のタクシー乗り場を24時間映し出していましてリアルタイムで混雑状況などを確認することができます
JR静岡駅北口と南口のタクシー乗り場をYou Tubeでライブ配信。利用者へのプライバシーの配慮から画質を下げているといいます。
静岡市交通政策課・遠藤季代さん：
混雑しているような場合はちょっと時間をずらすなど行動・意識の変化を促すことが狙いです
12月6日 午前0時20分頃の様子をみてみると…。
北口にはタクシープールにも停車しています。
しかし、同じ時間帯の南口、タクシー乗り場には1台も止まっていません。
前のタクシーが来てから次がのタクシーがきたのは約4分後。その後もしばらくこうした状況が続いていました。
利用者もドライバーも活用することで効率化にもつながることが期待されています。
市民：
リアルタイムで見られるからいい。(タクシー乗り場で)待たなくて済むから
市民：
(こうした情報が公開されると)待ち時間がだいたい考えられていいかなと
タクシードライバー：
お互いに良いと思う。タクシーも人が並んでいることがわかるし、利用客もタクシーがなければ別の方法を探せる
静岡駅前のタクシー乗り場の混雑解消へ。
市は2025年1月末までライブ配信を続け、効果を検証する方針です。
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