秋田県湯沢市の三関地区で栽培されている「三関せり」の収穫が本格化しています。

湯沢市の三関地区で栽培される「三関せり」は、長く伸びた根が特徴で、シャキシャキとした歯応えが楽しめます。

地区では40戸の農家がセリを生産しています。収穫が最も盛んになるのが、鍋や正月料理などで需要が高まる12月です。

地区の農家・千葉弥志裕さんは、農業用ハウス4棟でセリを栽培していて、水温5度ほどの冷たい水の中で育ったセリを、丁寧に引き抜いていました。

千葉さんは「11月はちょっと高温でしたが大変良くできています。ビニールハウスの側面を開けたり、水をかけ流しするようにして、あまり温度を上げないように工夫して作りました」と話し、工夫を凝らした管理のおかげで生育は順調なようです。

JAこまちによりますと、今シーズンは地区全体で約75トンの出荷を目指しています。順調にいけば、これまでで最も多い出荷量になります。

千葉さんは「12月に入り、これから寒くなってきますので、鍋物に三関せりを入れて、温まっておいしく召し上がってください」と呼びかけています。

三関せりの収穫は2025年3月まで続きます。

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